【六年生紹介(五年生はそのまんまなので省きます)】
仙ちゃん
ツラは完璧なまでに美しい。が、見るからに恐ろしい格好(ピンヒールに黒いボディスーツ)だ(わざと)。ヤる気(場を掻き回す為の)は満ち満ちているようである。
文ちゃん
バケモノ①。目の下に刻まれたコンシーラー厚塗りでも消えない隈がキュート★。ジャージにスカート(の下にまたジャージ)。やる気ねぇ(4徹目)。時々白目になる。こわい。
こへ
バケモノ②。剥き出しの上腕二等筋がセクシー★。こいつもジャージにスカート。そしてミニスカ素足(とても逞しい)。ドリブルしているボールの音がガツンガツンいってて(地面を抉ってて)こわい。
中在家先輩
しとやかな和装割烹着でも隠しきれないガタイ。ノーメイク(やる気ナシ)なので上記バケモノ①②よりは辛うじてマシ。お子様(きり丸と怪士丸)が膝の上にいる。どうやら三人(長男は顔出しを拒否しました)の子持ち設定らしい。
伊作
作りはいい筈なのにドケバいメイクが全てを台無しにしている。どう見てもやっすい風俗嬢だ。偽乳モロ出しのミニスカナース姿。手にしている注射器の中身がドドメ色だ。近付いたら打たれそうでこわい。とりあえずカマ喋りをやめろ置鮎。
留三郎
こっちも作りはいい上につけ睫毛以外の化粧も控えめなのだが、ドヤ顔(オレって美しいダロ☆)が無性にイラッとくる。服もティーン雑誌から厳選したであろうキメッキメで余計腹立つ。加えてこいつもカマ喋りだ。六はは一年生から頭の中身が進歩していないのではなかろうか。
勘右衛門 「……チェンジは?」
庄左ヱ門 「ありません」
【第一印象】
三郎→伊作
「まあ、もふもふが…後ろから見れば雷蔵に似ていない事もないので」
――七松先輩では駄目なんですか?
「雷蔵のふわふわもふもふをあんな凶器と一緒しないでくれる庄ちゃん!?」
雷蔵→中在家
「一目見た時から決めていました。5人(図書)で幸せな家庭を築きたいです(真剣な眼差し)」
――この結果は知ってた。
兵助→中在家
「前(ドラマCD)からずっと気にはなっていました。中在家先輩の作った味噌汁を毎朝食べたいです」
――具はもちろん豆腐ですね分かります。
八左ヱ門→中在家
「ウチはペットがいっぱいいるんで、ペット込みで付き合えそうな人を選びました。もちろん子供も大好きなんで、何人居ても面倒見ますよ!」
――五年生の方々はどうして結婚を視野に入れる方が多いんでしょうか。まあ誠実で結構ですが。
「だって連れてるじゃん!子供!どうしてもそうなるだろ!」
勘右衛門→中在家
「どうみても他はヤバ……えっとぉ、学園祭の時は食べれなかったんで、中在家先輩のボーロ食べたいです!」
――勘ちゃん、そんな覚悟でこの戦に参加したの…?ちょっと表出ようか。
――不破先輩、落ち着いて下さい。まだ第一印象ですから、そういうのは終わってからにしましょう。
仙蔵→勘右衛門
「三郎にもそろそろ遊び飽きたからな」
――新しいオモチャですね分かります。でも、尾浜先輩は案外手強いですよ。
「構わん、その方が楽しめる」
文次郎→兵助
「顔」
――ある意味とても男らしい答えですね。
小平太→八左ヱ門
「五年生の中でだろ?一番頑丈そうだから!」
――でっすよね!
――…小平太、雷蔵も割と…
――ちょ、中在家先輩w不破先輩が聞いたら泣きますよ!w
「そうなの?じゃあ雷蔵も考えとこ!」
中在家→三郎
「雷蔵以外にしろと言われたので…」
――出来レースは面白くないですものね!
伊作→雷蔵
「なんか、気が合いそうだなって思って!」
――あぁ、なんとなく分かります。
留三郎→兵助
「だってぇー、アタシ程の美女に釣り合うのってぇ、兵助クンしかいなくなァい?」
――うぜぇ
「ストレートな言葉が一番傷付く!傷付くから!お願いそういう事は思ってても心にしまっておいて!キャラ作りでもしないと他の濃いィ同級生に勝てないの!分かるでしょ!」
――無理して得たものは長続きしないですよ。まあそんな事より、これで全員の第一印象が出揃いました!さて結果はどうなるのでしょうか!
「庄ちゃんったら冷静ね!」
【で、いろいろスッ飛ばして告白タイム】
雷蔵が中在家にいった(予定調和)瞬間に上がる『ちょっと待った!』の声。
八左ヱ門は伊作に乗り換え(雷蔵の無言の威圧に負けた)、勘右衛門も文次郎でいーやと乗り換え(残り物で仙蔵に捕まるよりはマシという判断)、三郎は雷蔵の後に付いて回っていて六年生と話もしていない(ご破算狙い)、残る兵助は留三郎が気を引くために『私ィ、お豆腐ってェ、ヘルシーで大好きなんだヨネ☆』と言い出した為に標的を替えてくれた。
もうライバルはいない筈なのに…何故?!
雷蔵が声の出所を探る。それは、五年生が待機している背後からではなく、すぐ近く…正面の中在家の右隣から発せられていた。
長「……小平太、六年生側に告白の権利はない…」
小「そうなのか?まあいいじゃないかそんな事!私は長次以外とカップルになる気はないんだから!」
長「それは……そうかもしれないが、これはお遊びだから…」
小「長次、私に告白されるのは嫌か?」
長「………(首を横にふるふる)」
小「なら問題なしだ!なっ!」
長「………そう、かも…」
雷「しれなくないです!ルール違反ですから中在家先輩!!!」
――さすが七松先輩!ルールなんてあってないようなものですね!これはどうなんでしょう、学園長先生!
――面白いからゆ……
雷「言わせるかァ!!これがまかり通ったら、いつもと何ら変わりないじゃないですか!ただのお遊びでくらい僕に夢を見させてくれたっていいでしょう!?!?」
八「ワー…よくあの中に突っ込んでいけるな雷蔵…俺には無理だ…(眩し気な顔)」
三「さすが私の雷蔵だなっ」
き+怪「がんばってー雷蔵先輩ー(棒)」
小「そうは言っても私と長次が結ばれるのはもう、運命のようなものだからなぁ。きっぱり諦めろ!」
雷「諦めない!僕は絶ッ対に!諦めません!!先輩!中在家先輩!僕この際間男でも構いません!家族が六人になったって、賑やかでいいじゃないですか!ねっ!?というわけで図書委員+七松先輩で家族になりましょうそうしましょう!どうせ六年生は一人多いですしおすし!!」
仙「涙を誘わんばかりの必死の説得だな」
長「雷蔵……そんなに皆の事を…小平太の事まで考えて…(感動)」
小「皆でかぁ、じゃあ体育委員も一緒に連れてきていいか?」
雷「こうなったら一人も二人も五人も十人も一緒です!どんときやがれってんですよ!!」
小「雷蔵…!お前、イイ奴だな!」
――どうやら不破先輩は六ろのハートを掴む事に成功したようです。カップル(?)成立ですね!おめでとうございます!
勘「あ、じゃあ俺三郎にするー」
兵「俺も、八っちゃんにするのだ」
一同『えっ?!』
三「そうだなぁ…(どうせ全員カップル成立するまでやらされるんだろうし)……雷蔵がいない今、誰とカップルになろうが同じ……か、勘ちゃんなら私…(モジモジ)……いいよ☆」
勘「よーし勘ちゃん今夜は頑張っちゃうぞ~(とか言いつつ八左ヱ門の脇腹を肘でツンツン)」
八「え?……あっ!そ、そうだな!兵助はしっかりしてるから、ペットの世話も安心して任せられる!俺も構わないぜ!」
兵「八っちゃんちのペットって豆腐好き?」
八「食べれる子と食べれない子がいるから無理矢理食わせるのだけはやめてね!」
――五年生は空気を読んだ!…という事でこちらも二組カップル成立です!
留「いーのかそれでェ!」
文「…おい、どーすんだこの後」
仙「そういう事なら私は伊作にしよう。伊作、私と悦楽の探求(S法的な意味で)をする気はないか?お前の力(毒薬的な意味で)が必要なのだ」
伊「あぁうん、よろこんで~」
文「エッ」
留「エッ」
続かない。